ぬーたん

奇跡のシンフォニーのぬーたんのレビュー・感想・評価

奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)
4.0
こんな映画は素直に褒めたい。
予定調和的だし、あまりに都合良過ぎるし、リアリティーはないのは確かだけど。
ファンタジーとして捉えれば、すっと入り感動出来る。
細部まで丁寧に作られた作品。

両親にいつか会えると信じる天才少年エヴァンをフレディ・ハイモア。
『チャーリーとチョコレート工場』の男の子。
最近ではドラマ『ベイツ・モーテル』でサイコパスな母と暮らす何とも不思議な青年を演じていた。笑顔がキュートだ。
母ライラをケリー・ラッセル。美しい。
父親ルイスはジョナサン・マイヤーズ。
綺麗な顔だけど、辛い過去のせいか、お騒がせマンとして有名な方。
同じくお騒がせマンのテレンス・ハワードはドラマ『Empire 成功の代償』で活躍中。この人は存在感がある。
そして。
ロビン・ウィリアムズ。この方が出ただけで、パーっと明るくなり、
悪役でもあの笑顔に癒されてしまう。
本当に残念だわ。

そんな俳優たちの演技と、何と言っても、まさに奇跡のシンフォニーというタイトルにふさわしい、音楽の素晴らしいこと。
ハンス・ジマーの曲が心に残る。

この作品にぴったりの、予想通りでファンタジックなラストに、
やられたと思いつつ涙が…。
ぬーたん

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