Screen7

クレイマー、クレイマーのScreen7のレビュー・感想・評価

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)
3.9
これ観終わった後は無性にフレンチトーストが食べたくなる〜。テッドのお父さんとしての成長、父子の関係の変化はフレンチトーストに表れています。

主演の2人は映画上で見慣れた顔なのに、すごいリアリティがある話に感じました。それだけ演技が上手かったってことか。子役の男の子も感情の表し方が上手くて彼に感情移入して観てしまう。"子供らしさ"が自然。

仕事最優先で家事と子育てを妻に任せてばかりの夫。そんな夫に痺れを切らした妻は、ついに子を置いて家を出て行きます。
ろくに家事も子育てもしてこなかった夫は最初は失敗だらけでしたが、妻に負けず劣らず良いお父さんになっていきます。『アントマン』もだけど、我が子のために必死に努力するお父さんって素敵ですよねー!終いには、仕事より育児を優先するほどにテッドは変わっていきます。

子供の気持ちを第一に考えた裁判。
先日観た『チョコレートドーナツ』は鑑賞側からしたらどっちの判決が最良の選択かは白黒レベルでわかるけど、今作は五分五分といった感じ。だからこそ、3人で暮らすことが何よりもビリーにとって一番理想なんだよなぁ…
ラストのエレベーターのシーンはいろいろ想像できるので、鑑賞後もあのラストについて色々と思い巡らしました。
Screen7

Screen7