竜平

アダムス・ファミリー2の竜平のレビュー・感想・評価

アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)
3.9
続編。不気味で奇妙ななお騒がせ一家「アダムス家」になんと赤ん坊が誕生、そして忍び寄る不穏な影、という話。

主要キャストほぼそのままに、愉快な(?)アダムス家の面々がまたしても大暴れ。お婆ちゃん役だけキャスト変わってたんだね、今更気づいた。モーティシア演じるアンジェリカ・ヒューストンは相変わらずお美しい。内容としてはより過激に、よりブラックにパワーアップ。なんだけど前作の世界観をしっかり踏襲しつつで、なんというかシリーズとしてやり過ぎてない感じが良き。にしても序盤からの子供たちの戯れ方よ。赤ん坊だろうと容赦しないってゆー、悪戯の域を越えまくってるあたり笑える。そんで赤ん坊自身も激ヤバなのがまたおもしろい。そんなこんなで今作ではこの家族に勝るとも劣らない極悪狂人女が悪役として登場。乳母としてやって来るわけだけど、かなりのクセ者、てかクセ者揃いのアダムス家に対抗できるのが連続殺人犯ってあたりもおもしろいところ。彼女が目をつけるのがクリストファー・ロイド扮するフェスターで、いや格好の餌食だよなと。でやっぱり勘の鋭いクリスティーナ・リッチ扮するウェンズデーね。前作になかった部分としてこのウェンズデーと同年代の子たちとの交流、ちょっとした恋模様というのがある。ここらへんもしっかり捻くれてる、いや捻じ曲がってるから笑う。

これまた久しぶりに見たわけだけど、前作と同様に安定のおもしろさ。いつ見ても楽しめるんじゃないかな。ちなみにこのシリーズ、この次の3作目も予定されてたらしいんだけどその企画段階で父ゴメズ役のラウル・ジュリアがこの世を去ってしまい、同時に企画もなくなってしまったんだとか。なんとも残念。まぁここから派生?リメイク?されてのCGアニメーションの2作品、とNETFLIXのドラマシリーズ(ウェンズデーが主人公)もそのうち見てみようと思う。そのうち。
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