たき

百万円と苦虫女のたきのレビュー・感想・評価

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)
4.5
「百万円と苦虫女」を観る。

昨日の「ビブリア古書堂の事件手帖」の黒木華がどうにも蒼井優に見えて仕方なかったので満を持して観ました。
以前からオススメにずっと上がってきてたやつ。

あれ…? 蒼井優ってこんなにエモかったっけ…?

他者とぶつかり合い、諍い、裏切られて傷つけられて、
誰でもないなにかのままひとりで生きてゆこうとするひとのお話。
好きなやつ。

無論、そんなことできるはずもなく。
あんだけかわいくて白くて細くてエモくてエロい蒼井優をほっとくひとなんているはずな←ズレてますよ。

鈴子と弟の対比が見事。
うまく世渡りできている姉と、ひたすら世界から逸脱している弟と思いきや、その実そっくりひっくり返る終盤にカタルシスと涙、涙。

ラストは正直言うと個人的には非常にざんねんなのだけれど、それでも挫けず前進する姿を描く、という意味では正解なのでしょう。

しかし森山未來、お前、お前な、ぶきっちょすぎる。
そんなこっちゃ佐久間由衣も向こうになびくぞ。←混ぜるなキケン。
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