円柱野郎

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2作目の直後から話が始まり、リスベットの父親絡みの陰謀を描いたサスペンス、そして後半は法廷劇といった展開に。
リスベットの無実を勝ち取るためにミカエルが頑張るわけだけど、相手が巨悪風な割には詰めが甘いのでどうも緊迫感には欠けるかな。
作風としては安定しているものの、リスベットはずっと病院で治療中だし上映時間は2時間半だしで、前半部分は少し退屈気味。
法廷劇が始まると多少盛り上がっては来るけど、地味ではあるw
まあ、精神科医の偽造を暴いてニヤリとするリスベットの表情がこの作品の全てだと思うし、動と言うよりは静な作品だから仕方がないか。

1作目のようなミステリーやサイコな作品としての面白さがなくなってしまったのは物足りないけど、一応色々なことに決着がついたのでそれなりに良かったか。
ニーダーマン(リスベットの兄である殺人者)との決着のつけ方は引っ張り過ぎな気もしたが。
円柱野郎

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