ミツバチゴロバチ

パリのランデブーのミツバチゴロバチのネタバレレビュー・内容・結末

パリのランデブー(1994年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

いつも通り作品紹介文以上でも以下でもないストーリー。しかしまたこのパターンかという既視感はなく、軽やかでフレッシュ。ロメール版『街の上で』笑。

忘備録。
①カフェが恋人の浮気現場。朝市でナンパされた男(財布スラれた?)にそのカフェで会おう。財布を拾って届けてくれた女がそのカフェでデート予定で同行。カフェに恋人がいる。浮気相手はこの女。去った後にナンパ男(スリではなかった)。
②彼女にしたい女(恋人がいるも停滞期)とパリの公園・名所?で逢瀬を重ねる男。恋人の出張きっかけで外泊を企てた女。念願叶ってホテルに向かうも当の恋人が浮気相手とそこに(鉢合わせはせず)。いいきっかけと言う男のデリカシーのなさに(しかし恋人の浮気がさすがにショックか)別れを告げる女。
③腐れ縁の友人に小娘のパリ旅行案内を頼まれる(過去に何度も)画家。ピカソ展に行く。小娘に興味が持てない画家は夜に会う約束をして退館する。一目惚れした女を尾行。再度ピカソ展。『母と子 1907年』を鑑賞しながら図録にメモをする女。小娘に絵を解説する体で女にアピールする画家。退館する女を追いかけて声をかける。一緒に自分のアトリエに。夫とパリを出る予定の女は帰り、夜カフェに行くも小娘は来ず。他の誘いも断り、絵の仕上げ。何となくいい感じに。「無駄な一日ではなかったかな」。
ロメールらしいスパッと決めたナイスエンディング。