夜の歌謡シリーズ
今回の梅宮辰夫さんはクラブのオープン屋?クラブの内装からホステスまで揃える仕事。
ある土地成金からクラブのオープンと店のママ兼愛人の手配を依頼される。
それを機に梅宮さんと複数の女性が入り乱れて繰り広げられる金と色をめぐる愛憎劇。
要するに前作とまったく同じなんだけど、「命かれても」ほど梅宮さんがひどいスケコマシじゃないんだよね。
職業柄、ホステスの転職先を世話したりするんだけど、前は、もうどんな女からも色と金を頂くみたいなノリだったけど今作は意外にも女に寄っては無私の思いやりで接したりもする。
少し好感が持てるスケコマシになってんだよね。「命かれても」で結婚を餌に女性の親が遺してくれた預金を全額騙し取ったり、あまりにやりたい放題のクズ過ぎて感情移入できなかったから修正したのかも笑
とは言え、基本スケコマシなんで今作でも自分に好意を持つホステスを宥めすかして、金持ちじじいの愛人になるように強要したり世間の基準でいけば十分ひどい笑
しかし、何にしてもこんなスケコマシが金と女の間を右往左往するだけの話がシリーズ化されたのか不思議に思う。
おもしろくないわけじゃないけど、2作も3作もいらねえなってのが実感、当時の男性にはこれを求めるどんな心の飢えがあったのか気になる。