くまねこ

新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争のくまねこのレビュー・感想・評価

2.9
「新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争」(1995年)三池崇史監督の劇場長編映画デビュー作を23年ぶり2回目の視聴。

新宿歌舞伎町を舞台に、チャイニーズ・マフィアと日本のヤクザの抗争を追うストーリー。中国マフィア”龍爪”を追う新宿署の中国残留孤児2世の刑事・桐谷(椎名桔平)は、ボスの居場所を突き止めるが…

新宿歌舞伎町がノワール感、不夜城感いっぱいに描かれていたのが印象的。
感情を排した役者陣のセリフは冷静さを醸し出すだけでなく、妙な緊張感もあった。
失念してたが、中盤あたりで台北市でのロケ撮影もやってたのね。

“心頭滅却すれば火もまた涼し”、ってか。
“犬も歩けば棒に当たる”ってか等々、
シーザー武志のことわざセリフもコミカルで良い。三池監督の映画は間が抜けたキャラがよく出て来る。

王志明 役の若き日の田口トモロヲの存在感やババアの眼玉をくり抜くシーン、洗っても洗っても汚れがとれない血だらけの手のシーンが印象的。

警部役の平泉成が若くて軽く驚く。しかも同僚、部下を見る目つきが鋭く、めっちゃ怖い。

結局、どんなストーリーだったのか今回も解らずに終わってしまった。
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