「サイレント・ナイト」(2021年、英国)をAmazonプライムで視聴。
主演は夫婦役を演じるキーラ・ナイトレイ、マシュー・グード。
謎の猛毒ガスが地球全土を席巻し、明日にも英国に到達する地球最後の聖夜を過ごす男女子供12人のダークコメディ映画。
夫婦の息子3人は監督、脚本を担当するカミラ・グリフィンの実の息子たち。しかも息子アート役は「ジョジョ・ラビット」の子役ローマン・グリフィン・デイビス。
つまり監督の実の息子が実質的な主役でした。
本作の撮影当時、世界中を恐怖のどん底に陥れたコロナ禍における反ワクチン思想についての映画に思える。
猛毒ガスを吸って死ぬ前に、政府から配布されたピルを飲む事で安楽死できる選択を迫られた絶望感がコミカルに描かれてた。
猛毒ガスで全員死亡は予想通りの展開。
しかし一人だけ…というラストは脚本家の切なる聖夜の願いか。(母親なら尚更当たり前か)
90分でサクッと見せる手際の良さは好感。同じ題材でもアメリカ映画「ドント・ルック・アップ」と見せ方が異なるのが面白い。
(おまけ)2013年の映画「エンド・オブ・ザ・ワールド」でもキーラ・ナイトレイは主演でした。これはロマンチックな地球滅亡映画の良作でした。今でも好きだ。
