男女共同参画社会が社会政策としてあげられたのは1999年なんだって、そんなつい最近のことだったかあ、と思った。
あやや、野添さん、江波さんの、若さと美しさを全力で武器に出来る20代キャピキャピ女子は、同じデパートで働く仲良し3人組。
「女のくせに」が口癖の新入社員川口浩にイラつかされてばかりのあややは「対等に働いてみせる」と涙ぐむが、結婚までの腰掛けと決め込む野添・江波ペアは「ええ、それが何か?」と開き直る。
女性の持つ仕事に対する意識というのは、昔からこうした個人差があったのだと気付くものの、やれセクハラやれパワハラと叫ばれる今日は昔と比べるとそう言った意味では働きやすいのかもしれない。今時気安く「女のくせに」なんて言える世の中では無いからね。
それぞれに恋愛もしていくが、叶わぬ恋であったり、既婚者に騙されたり、恋人が格下の取引先の人間だからと上司に疎まれたりと何やらひっちゃかめっちゃかだ。
60年代前半、社会の荒波に揉まれるうら若き乙女たちの闘いの記録。
川口浩の海パン姿が衝撃(でも好き)