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『巨匠建築家 フランク・ロイド・ライト』に投稿された感想・評価

フランク・ロイド・ライト(1867年6月8日アメリカ・ウィスコンシン州生まれ。1959年4月9日没)

建築家や歴史家が評するライト論が肝を潰すほどに凄い。良い話は日本趣味くらい。曰く、エゴイスト、女たらし、ナルシスト、贅沢好き、虚言癖、ただのビッグマウスなどなど・・・。相当厭味な男だったらしい。

特にビックリしたのがジュリアン・カールトン事件(1914年8月15日、ライト46歳)。

ライトは施主の奥さんだったママー・チェニー(旧姓ボースウィック)と恋愛関係になり、1909年42歳の時に、20年間連れ添った妻キャサリン・トビンと6人の子どもを捨てヨーロッパへ駆け落ちをする。1911年に帰国し、新居タリアセンを自ら設計し、不倫関係のまま新生活を始めた。

どうもこのママーという人は相当我が儘で横暴な人だったようで、2ヶ月前に雇った黒人の使用人ジュリアン・カールトンに突然解雇通告をする。その翌日、ジュリアンはタリアセンにガソリンを撒き、一カ所を除いて全てのドアに施錠してから放火し、その一カ所を目指して逃げ出してきた人々を次々に斧で襲う。タリアセンに居た9人のうち、ママーとママーの連れ子2人、それとライトの門弟、スタッフの計7人が即死。犯人ジュリアン・カールトンの妻も襲われたが一命を取り留めた。ジュリアン・カールトンは7週間後に獄中で餓死する。動機については一切語っていない。

このスキャンダルもあって仕事は激減。ライトは50代~60代前半までまるっきりの一文無しだったらしい。

その後、帝国ホテル設計の依頼がくる。帝国ホテルが完成し、その評価が高まった後からライトの有名な建築の多くが設計されている。つまり、60歳代末から80歳代が建築家としてのピークだった。




※以下、メモ代わりに。

〈スタイル〉
新古典主義全盛の時代にあって、自然との調和を計るプレイリー・スタイルを提唱し、建築家としての地位を確立する。二回り下の世代、ゴルビュジエやミースなどのモダニズムには全く興味を示さなかった。モダニズム建築はガラスや金属を多用する。一方、ライトは木や石を多用し、手作業に拘った。モダニズムの対極といっても良いくらいスタイルは真逆だった。

〈コンセプト〉
・建物は、自然と人間の精神と魂の融合する場所である。
・建物は、その場所にある自然と一体化すべし。
・部屋の区切りを解放し、境界を感じさせない。空間がどこまでも続くこと。

〈作品〉
・帝国ホテル(1923年、56歳)。ロビーの作り込みが素晴らしい。家具、装飾類は全てライトの設計。
・カウフマン邸/落水荘(1936年、69歳)。なんと施主の打ち合わせの前3時間で図面を描いたらしい。居間から階下ボート付けまでの作り込み、滝との一体感など、何度見ても素晴らしい。
・タリアセン・ウエスト(1937年、70歳)。池でもない、プールでもない水場が素晴らしい。やっぱりあった、という感じ。
・ジョンソンワックス社(1939年、72歳)。あの蓮のようなポールは今見ても新しい。
・グッゲンハイム美術館(1959年、92歳)。ある評論家曰く“グッゲンハイム以降、楽しい建築でなければ芸術作品を楽しめなくなった”

〈言葉〉
これはインタヴューのビデオで実際に本人(91歳)が言っていた言葉。

“年齢的に若いということに意味など全くない。だが、(精神的な)若さは資質であり、失われることはない。その若さがある限り、人間は不死身なのだ”
oqmr

oqmrの感想・評価

-
コルビジェの映画の方がFilmarksさんに承認されないので先にフランクロイドライトの方を書く。
前述の通り直近にコルビジェに触れていたのでライトの建築のある種有機的な部分に違和感を感じてしまうがその有機的な部分こそ彼の最大の特徴である。
コルビジェは人々の、社会の調和(共存)を目指したがライトは自然との調和を重視した。(勿論コルビジェが自然を軽視した訳ではない)
彼の建築の暖かさ、奢侈とすら取れる豊かさ、落ち着きのある開放感などその建築の思想的姿勢の根底にあるものを生い立ち、生涯の出来事を通して分析することができるフィルムである。
映画それ自体とフランクロイドライトの建築の評価は一致しないけどまぁ好き。
大学の教養の授業後、先生が上映会を開いて観せてくれた。一生忘れないし、建築が大好きになった。

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