東京キネマさんの映画レビュー・感想・評価

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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

こんな悲しい話はない。死が安寧にならないどころか、最後の審判を何度もテストされている感じ。というより免罪符がない。

ところで、いきなり話がすっ飛んでしまうが、「免罪符」という言葉を使うと歳がバレるの
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僕たちのラストステージ(2018年製作の映画)

4.5

100年前のスラップスティックに笑えるというのも凄いですが、50年代ロンドンの風景を完全に再現している美術も本当に凄い。もうねえ、歳のせいか、この手の話はダメです。泣けてきますよ。

感動の振れ幅が大
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運び屋(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

原題の「THE MULU」とは頑固者という意味らしい。レオ・シャープという実在の人物による事件を原案にしている。麻薬カルテルの運び屋を最初は知らぬうち、そして何を運んでいるか分かってからは確信を持って>>続きを読む

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

4.5

随分前から本人の自叙伝の話はありましたし、その後中々書けないという話もあり、結局は未完で終わってしまったようなので、口伝で映画企画にしたのかも知れませんが、虚実膨らませた脚色でありながら、何ともリアル>>続きを読む

おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

4.0

なかなか素敵な大人の「BOY MEETS GIRL」物語。現代版ニール・サイモンと言ったところでしょうか。

いきなり男が女にキスをする。
が、ごめん、と突き放して言う。

“こういう前向きな行為に身
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ノック・ノック(2015年製作の映画)

4.0

滅多に見ないハイテンションのキアヌ・リーヴス。スクリーミング・ギャルならぬ、スクリーミングおっさん。見っともないけど、『ジョン・ウィック』と同じ時間軸でこういった仕事をするのはナイスです。

お話は、
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.0

全く前振りなしのドピーク・アクションからのアクセル全開スタート。何がなんだか分からないというか、『ジョン・ウィック2』の続きなんだと気付けば、ああそうなのかとはなりますが、初めて観た人だと訳が分からな>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

2.0

こういう時の嫌な予感ていうものは当たるもんで、がっかりを超えて、だんだん腹が立ってきました。何もお話が繋がってないし、というより、無理くりの設定が多すぎて何がなんだか解りません。これのどこが三部作なの>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

2.0

う〜ん、最後までしっかり観ましたが、筋が理解できない。もしかすると、もしかするとだけど、これストーリーがない? ツカミは最高、画作りもうまいから、何かあるだろうと思い続けても何もない。つまり、デヴィッ>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

こういう映画だったんだと再見してようやっと了解しました。とは言っても、随分前に国際線の中で、それも酔っ払って見てたもんで、どうも記憶があやふやだったんですがね、言い訳にもなりませんが。というより、機内>>続きを読む

ゾンビ・ガール(2014年製作の映画)

4.0

本編は2008年の短編映画『Buruing the Ex』のリメイクとクレジットされてますが、原作はECコミックです。遥か昔、余りにも過激過ぎて子供に悪影響があるってことで検閲処分された伝説のコミック>>続きを読む

ラフ・ナイト 史上最悪! ?の独身さよならパーティー(2016年製作の映画)

4.0

ポリコレ的に言うと、バチェラー、バチェロレッテ、っていいのかなあ? かつて、スチュワーデスってのは差別だって大騒ぎしてCAになったってのに、なんか良く解んないんだよなあ、基準が。かつて、アメリカ・イン>>続きを読む

エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

2.5

まあ、それなりに面白かったんで、それで良いっちゃあ、良いんですが、これほど予告編のニュアンスと違う映画も珍しいです。ちゅうか、これ、アクションコメディ? 笑えないコメディだったら、そりゃ実力不足だった>>続きを読む

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

4.0

トレイラーがあまりに良く出来てるんで見ちゃいました。想像以上でしたよ。スプラッター・コメディとでも言ったらいいのかなあ、まあ、けたぐり企画というか、何じゃコレ企画なんだけど、狙い所がうまいです。スプラ>>続きを読む

ウェディング・バトル アウトな男たち(2016年製作の映画)

4.0

笑える。しかし、なんでこうも日本ネタが多いんだろか。日本製ウォシュレットは解るけど、ブッカキまでやるとわね。意味を聞かれて「色々あって、混乱するって意味だ」には大笑いでした。

途中で気付いたんだけど
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ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

4.0

10分に1回の下らない小ネタ笑いと、30分に1回のちょっと腹筋の要る大笑い。レイチェル・マクアダムスも『きみに読む物語』風の真面目くさった芝居より、こういったコメディの方が全然馴染んでますよ。普通にや>>続きを読む

ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

4.0

“誰のせいでもありゃしない〜、みんなオイラが悪いのさ〜(デンデケ、デンデケデン・・・)” だわね、これ。ちなみにこの曲、尾藤イサオの1965年のヒット曲『悲しき願い』なんだけど、オリジナルはジ・アニマ>>続きを読む

スネーク・アイズ(1998年製作の映画)

4.5

やはりね、デ・パルマが製作や脚本も兼ねてると面白いね。最高ですよ。お話の設定からキャラ付けから、何もかもが変態です。

主犯が正義感の強すぎるパラノイア国士。従犯で狂言回しで事件の謎解きをするのがその
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ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

4.0

これもね、最初観たとき全然ダメだった映画なんですけど、見直すと案外面白いのですよ。なんでかなあ、本当に不思議ですよ。。。スリラーに振ってたら嫌だなあ、デ・パルマだもん、やっぱりそこはサスペンスでなきゃ>>続きを読む

ミッション・トゥ・マーズ(2000年製作の映画)

4.0

それほど悪くないですよ。むしろ佳作でしょう。実は私もずうっと敬遠してた映画だったんですけど、結構感動しました。デ・パルマ先生の先走りで、ちょっと観客がおいてけぼりになっちゃってる部分もあって、冷静に辿>>続きを読む

カリートの道(1993年製作の映画)

5.0

メイキングでデ・パルマ本人が、20~30年経ってこの映画を観ると、この映画が傑作だったというのが理解できる、云々のようなことを言ってましたが、私もそう思います。昔、この作品を観た時に感じた違和感は何も>>続きを読む

レイジング・ケイン(1992年製作の映画)

4.5

やはり、設定が異常ですね。これ、最初普通に見えるから、異様なシチュエーションになった瞬間にゾッとするということなんでしょうが、本当にデ・パルマらしい外連味のあるサスペンスです。ヒッチコックはここまで直>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

2019年度のパルムドール受賞作品なので、否応なしにハードルが上がってしまったせいもあるんだろうとは思うのですが、巷間騒がれるほどの映画じゃありませんね。リアルなコメディ映画として、さらっと見るぶんに>>続きを読む

選挙の勝ち方教えます(2015年製作の映画)

3.0

アメリカ人って、どこか「自由選挙をすれば民主主義国家達成!」みたいに単純に考えてるところがありますが、しかしここでは、民度が低いと被選挙人も悪人が出てくる割合も多いから、仕方がないんだよなあ〜、という>>続きを読む

記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

2.5

ロブ・ライナーですからね。うまく作ってますが、だから何?です。せめて何か世間に知られていないディープ・スロートでもあれば知識の足しにもなりますが、なんもありゃしません。事実(と思わされている)の羅列で>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.0

開巻のオープニング・クレジットから“The following is a true story・・・”と始まり、なんだかんだと言って“But we did our fucking best”ですと。物>>続きを読む

マイケル・ムーア in アホでマヌケな大統領選(2005年製作の映画)

2.5

気持ち良いくらいのミス・リード。結構、笑えます。

ドキュメンタリー、特に政治ものは10年後くらいに観るのがいいですよ。結果がすべて分かっていますし、製作者が何を意図していたかも良く分かります。時期的
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華氏 119(2018年製作の映画)

2.5

マイケル・ムーアのおっさん、ドナルド・トランプが大統領選に勝って発狂してます。選挙速報が流れた瞬間、“What the Fuck!!!”と。。。(笑)

ある討論会で若者が“18〜29歳のアメリカ国民
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マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

2.5

まあ、いつものマイケル・ムーア節です。面白いですが、ちょっとフィルターをかけて見た方が良さそうです。お話としては、ヨーロッパの社会保障の上澄みを掬っているだけなんで(特に経済の話は一切ない)、こういう>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.5

1932年製作、ハワード・ホークス『暗黒街の顔役』のリメイク。旧作は93分とコンパクトな佳作ながら本作は170分と呆れるほど長いです。確か、映画『デ・パルマ』では、デ・パルマ本人が本作はアル・パチーノ>>続きを読む

ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)

5.0

久しぶりの再見でした。本当に良く出来てる映画です。デ・パルマの最高傑作と言っても良いんじゃないでしょうか。

なんか当たり前のように、アントニオーニの『欲望』にインスパイアされたって書かれてますが、本
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殺しのドレス(1980年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作はジェラルド・ウォーカーの『クルージング』らしいですが、これは全然別物ですね。性病を移されたあたりでホモというニュアンスにはなっていますが、お話上はそれ以上深追いはしてません。原作は題名通り、ハー>>続きを読む

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

4.0

丁寧に創ってます。臨場感も半端ないし、テロの残虐性が感情的な憤怒に変化するよう計算してます。

登場人物はトミー巡査部長(マーク・ウォルバーグ)以外は全て実在の人物。要するに、トミーの視線を通して、事
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エスコバル 楽園の掟(2014年製作の映画)

2.5

案の定のベニチオ・デル・トロ劇場。エスコバルをデル・トロが演ってるんじゃくて、デル・トロがデル・トロを演じている感じ。ジョシュ・ハッチャーソンも白熱の演技。がしかし、どうにも乗れません。

『ゴッドフ
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カルテル・ランド(2015年製作の映画)

3.5

いや~良く出来てる。というより、出来過ぎでしょう。余りにも劇的な結末に収斂していくんで、本当にドキュメンタリーなんだろうかと、ある部分疑っている自分がいます。

米墨両サイドで自然発生的にボランティア
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皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇(2013年製作の映画)

4.0

ナルココリードというメキシカン・ラップの歌手、エドガー・キンテロ(アメリカ側)と、フアレスの警察官、リチ・ソト(メキシコ側)を対比して描くメキシコ麻薬戦争のドキュメンタリー映画。タイトルは仰々しいです>>続きを読む

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