東京キネマさんの映画レビュー・感想・評価

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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

“舐めたカートゥーン映画ばっかり創ってんじゃねえぞ、おいマーベル!”というギレルモ・デル・トロ先生の声が聞こえてきそうですよ。この時代、「ロマンティックな獣姦映画」というコンセプトで映画創る人なんてこ>>続きを読む

ファング一家の奇想天外な秘密(2015年製作の映画)

3.9

今やエキセントリックな爺さんをやらせたら天下一品のクリストファー・ウォーケン、それに落ちぶれた女優をやらせたらこれまたピカ一のニコール・キッドマン、それにまた情けない男を演らせたら抜群のジェイソン・ベ>>続きを読む

アメリカン・レポーター(2016年製作の映画)

4.0

原題の「Whiskey・・・」は、「What the Fxxx」のもじり。なかなか洒落た題名です。舞台はアフガニスタン。原作が女性ジャーナリストの回顧録なので、あまりナマナマしいのも嫌だなあとは思って>>続きを読む

幸せがおカネで買えるワケ(2009年製作の映画)

3.5

最近どうも、ネタバレじゃん、とか、ネタバレじゃないよ、とか鬱陶しいなあ、と思っているこの頃、皆様は如何お過ごしでございましょうか。

そもそもですよ、配給会社が用意するイントロダクションでほぼネタバレ
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

4.0

とても感動的な映画ではありましたけど、少女殺人の映画ってのは矢張り正視できないくらい辛いです。猟奇的な描写は殆どありませんけど、設定だけでダメです。歳を取るとどんどんダメになります。だから、血の滴るス>>続きを読む

ファミリー・ツリー(2011年製作の映画)

4.0

今やそれなりの年齢になって、夫婦とも健康で、それに子供が二人も居る家庭であれば尚更、それだけで幸せに見えるというのは悲しいかな認知バイアスでね。むしろ、そういう家族であればこその疎外感や孤独感みたいな>>続きを読む

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

4.0

なんの予備知識もなく、いきなり見ちゃったもので、これがノンフィクションの原作ものだということをクレジットで知りました。ドラマが事実に基づいたもの、ということは、より納得感が深まるということが本来なんで>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.2

いやね、変な勘違いでこの映画を敬遠してしまうというのは分かるんですよ。私もそうでしたもの。徳富蘇峰の言う『キリシタン大名、小名、豪族たちが、火薬がほしいぱかりに女たちを南蛮船に運び、獣のごとく縛って船>>続きを読む

ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る(2015年製作の映画)

4.2

いやあ、痛快、痛快。『ザ・コーヴ』の問題提議から論理展開まで全否定ですよ。感心したのは『ザ・コーブ』のように扇情的なギミックは一切使わず、冷静に淡々と事実を積み重ねて再検証して反論していること。

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ザ・コーヴ(2009年製作の映画)

1.0

見る前から気分が悪くなるだろうなあ、と思って見る映画も珍しいと言っちゃあ珍しいんですが、想像を絶するひどさ。なんじゃこれ感満載の日本ヘイト映画でした。そもそもだよ、ひとの国に勝手にやってきて、それも私>>続きを読む

クレイジー・パーティー(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

結構面白かったですよ。最近のジェニファー・アニストンの安定感は半端ないですね。何を観ても外れがありません。

さて本作、原題は「OFFICE CHRISTMAS PRTY」。営業不振で閉鎖寸前のオフィ
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ネイバーズ2(2016年製作の映画)

2.5

よしゃいいのに続編も鑑賞です。クロエちゃんが出てるんでね。悪しからずです。

おそらくね、セス・ローゲンは普通にやっても続編は成立しないってことは分かってたんだと思いますよ。なのでクロエちゃんを大玉と
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ネイバーズ(2014年製作の映画)

2.5

わたし、正直言ってこういった「クレージー・パーティ」もののコメディって大好きなんですよ。古くはピーター・セラーズの『パーティ』(1968年)やジョン・ベルーシの『アニマル・ハウス』(1978年)など、>>続きを読む

べネファクター 封印/人生の特効薬(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

以下、完全にネタバレです。

「THE BENEFACTOR」とは、恩恵を施す人、あるいは後援者という意味らしい。「封印」は、意味わからず。なんだそれ、のいつも通りの副題。WOWOWで先行放映したらし
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「SIDE EFFECTS」とは薬の副作用のこと。本作では、抗鬱剤で夢遊病患者になってしまった患者に新薬を試した結果、殺人事件を起こしてしまったという筋書き。もし、意識のない状態での殺人であれば、患者>>続きを読む

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

しかしねえ、この邦題タイトル、何とかならんの?タイトルで内容を全部バラしてどうんすんだよ、って話ですよ。これじゃ、「86分」が頭から離れず、劇中の会話が進むたびに時計を気にして、そんで、ああ、結末では>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

面白い映画でしたよ。恋愛観というよりも、それ以上の、なんというか、人生観をちょっぴり考えるヒントになるような刺激がありますね。映画の中では、恋は感情、愛は感覚、だと言い切っちゃってます。恋をしなくても>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

参りました、面白すぎます。スピルバーグってもう70歳超えてるでしょ?特に開巻からの30分、阿呆みたいに凄いんですよ。一気にある種の「第三空間」へのトリップ感というんでしょうか、飛んじゃっている描写が凄>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.0

シルエットを多用したトップシーンと、象やライオン入れ込みのエンドのマス・ダンスはちょっと良かったですけど、全般的に言えば普通ですかね。ヒュー・ジャックマンはもちろん格好良かったですよ。でもね、想像して>>続きを読む

刑事ジョン・ブック/目撃者(1985年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

見なきゃ見なきゃと思いつつ、うん十年経っての鑑賞。う〜ん、やっぱり旬で見なきゃだめですね、こういう映画は・・・。

この映画が公開されたのは1985年ですが、アーミッシュが多くいるランカスターの近くで
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真実の行方(1996年製作の映画)

4.0

すでに20年も前の映画ですが、筋の面白さと芝居の力でグイグイ引っ張って見せる映画でした。最近この手の映画が少なくなったように思いますが、いいですねえ、こういうの。最高に面白かったです。リチャード・ギア>>続きを読む

誘拐の掟(2014年製作の映画)

4.5

いや~とても面白い映画でした。キッチリしたメソッド映画というか、今時 “ハードボイルドだぜ~い!” ですよ。もうこれだけで素敵です。この張り詰めた雰囲気、映像の隅々までピンと張った緊張感。それにユーモ>>続きを読む

蒼き狼 地果て海尽きるまで(2006年製作の映画)

2.0

松方さん追悼22本目です。この映画、松方さんが出演していなければ、絶対に観ることはなかったろうと思います。そもそも、「映画」を創るということは魂の発露と言いますか、言葉を超えたパトスのようなものがあ>>続きを読む

十三人の刺客(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

松方さん追悼21本目。予習はバッチリしといたもんで、楽しく比較鑑賞させてもらいました。全体的に言えば、旧作に比べ本作の方が遥かにまとまりよくなってますね。娯楽作品として十分堪能できます。さすが三池崇史>>続きを読む

十三人の刺客(1963年製作の映画)

3.0

松方さん追悼の予習。工藤栄一監督、池上金男のオリジナル脚本。1963年封切りの東映作品です。時代が時代なんで、スタッフの質の高さが随所で感じられます。

まずね、引きの画作りが素晴らしい。ロケセットの
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これが私の人生設計(2014年製作の映画)

4.0

イタリア映画です。遥か大昔、イタリア映画だからということで沢山観てた時期がありましたが、いつしか、あまりにも鈍臭い映画ばかりになってしまったんで、ずうっと敬遠してたんですよね。だからね、ちょっと引いて>>続きを読む

最高の花婿(2014年製作の映画)

4.0

最近珍しく腹を抱えて笑いました。面白かったです。原題の『qu'est-ce qu'on a fait au bon dieu』は、直訳すると『神様、なんで私たちだけがこんな目に・・・』。フランスのブル>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.5

この監督はセンスがいいですねえ、なかなかのもんです。 モノクロにしたからってニューヨーク派になるもんじゃなし。 構図やモノクロの色彩設計(特に夜)をちゃんとしていないと、この雰囲気にはなりません。 正>>続きを読む

柳生一族の陰謀(1978年製作の映画)

2.5

松方さん追悼17本目。本作品、1978年の映画興行収入で7位、30億円以上の興収です。ロードショー1,300円の時代ですからね、大ヒットです。

深作欣二はもうちょっと現代風にしたかったらしく、あの錦
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日本の首領(ドン) 完結篇(1978年製作の映画)

2.0

松方さん追悼のついでに。

なんでいきなりサイパンかなあ・・・とか、片岡千恵蔵御大を登場させるのはあまりにも場違いな・・・とか思ったのですが、要はキューバがサイパンで、ハイマン・ロスのリー・ストラスバ
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日本の首領 野望篇(1977年製作の映画)

2.0

松方さん追悼16本目です。いやはや、今回もまた色んな部分があの映画にそっくりで、詮索する楽しみだけは増えましたが、あまりの節操のなさに唖然とします。気付いたら音楽もですよ。黛敏郎さん、よくこういう仕事>>続きを読む

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

2.5

松方さん追悼12本目。
色々な意味で記念碑的な作品です。この作品以降、東映はヤクザ映画に留まらず、こういった「実録物」を「任侠物」とは別ラインで量産していくことになります。

この映画、それまでの東映
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博奕打ち外伝(1972年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

松方さん追悼11本目。
「博奕」と書いて「バクチ」と読ませていますが、正確にいうと「バクエキ」です。そもそもは、「博奕」する人のことを「博打」と言った訳ですから、「博奕」の方が正しい言い方だった筈です
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夜の歌謡シリーズ 長崎ブルース(1969年製作の映画)

3.0

松方さん追悼10本目。
そういや昔はこういった歌謡曲の一発企画の映画がありましたねえ。 テレビじゃできないものを、で考えたら、結局暴力とエロしかないのに気づいて、最後はテレビ流行歌への抱き付き作戦に行
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マップ・トゥ・ザ・スターズ(2014年製作の映画)

3.5

面白いです。ジュリアン・ムーア、オリビア・ウィリアムズなど手練れの役者が本気出してるのも気持ちが良いです。そこまでやるか、って感じですよ。

本作製作時、クローネンバーグ71歳ですが、益々パワフルです
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トラブル IN ベガス(2004年製作の映画)

3.0

軽〜く、面白かったです。アメリカ人自身がアメリカン・ウェイ・オブ・ライフを笑う、という視点が成功要因ですかね。どうせならもっとブラックに振っても良かったような気もしますが・・・。

しかし、キム・ベイ
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