このレビューはネタバレを含みます
マンハッタンの仲良し4人組は悪ふざけが大好き。尼僧の拍子木(起立の合図になるもの)を盗んで立ったり座ったりさせるイタズラをしたり、女子の着替えをのぞき見したり、退屈しのぎのように悪ふざけにひたっていた。ある日いつものいたずらが度を過ぎ、少年院送りになる4人。そして少年院に入ると看守から暴力の日々…。
モンテ・クリスト伯が好きというのが、へこたれないで時機を待つという伏線になっている。
「どの章がいい?」
「もちろん脱獄する場面だ」
時は過ぎ1981年秋。復讐。4人が揃った法廷の場、記憶やトラウマを引きずり出すようなラスト30分は見応えがあった。
4人組が被害者側として描かれる一方で、少年院送りになった原因、加害の側面は忘れられて美化されていた感も否めない。
『マイ・フレンド・フォーエバー』でお馴染みブラッド・レンフロ好き。