ぱるみ

レクイエム・フォー・ドリームのぱるみのレビュー・感想・評価

3.5
天気の良い晴れた日に二本続けてヤク中の映画を鑑賞…

トレスポは薬をより恍惚に、魅力的に、スタイリッシュに魅せてたと思うんですけど

この夢への鎮魂歌は、薬にハマる人間達をこれでもかと暗雲に、痛々しく表現しております

ダイエットの為に薬に手をだして、覚醒剤から抜けられないママ

夫に先立たれ息子を溺愛するも、孤独に日々をやり過ごし、テレビのクイズ番組でしか楽しみがない

なんだかなぁ…『友達がいたって、所詮他人じゃない…!あなたしかいないのよ』なんて息子に吐くセリフは虚しかったな…何となくわかるんだよな💦

快楽に溺れた先には、地獄しかないのか…
薬は脳をも蝕むものと監督は表現したかったのかな。

ダーレン・アロノフスキー監督の作品は、レスラーとブラックスワンを鑑賞済みだけれど

いわゆる身体の表現を武器とする人達の、限界を魅せる

極限状態まで追い詰められた人間をどう作品として表すのか?

を目的としているのかしら…

ジャレッド・レトーは、同い年くらいと思ってたんやけどけっこう年上やったんやなー

楽してお金稼ごうなんて、そんな上手い話はあらへんのやで
ぱるみ

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