るる

メガマインドのるるのネタバレレビュー・内容・結末

メガマインド(2010年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

吹替で。山寺宏一のためにあるような表情豊かなキャラクター。いいね。

メトロマン絶妙にはらたつように描かれてて、うーん、ドリームワークスのパロディ精神、ブラックなテイスト、嫌いじゃないんだけど、ちょっととっつきにくかったりする、正義を馬鹿にしたり本当は正義でもなんでもないくせにーとあげつらうような態度に近頃ダサさを感じてしまうからかもしれない、でもまあ主題はそこじゃないので、安定、安心、信頼の子供向け映画

ヒーローってそうなんだよな、人々が正義を確認するためにある存在でもある、ショーマンでなければならない…毎週あんなショーやってたらいいよな

メトロマンの骨、衝撃的すぎて笑った、とか思ってたら、なるほどそうなるのね、ヒーローにならなくてもいい、良いな、しかし、マンネリに飽きていたってすげえ台詞な

得意だから悪役になる、良いよな、そして悪役にならなくてもいい、そうだよな、俺とお前の違い、それはプレゼン力! 大事だな、DCのヴィランに足りないのはプレゼン力…マーベルのサノスにはプレゼン力があった…身もふたもないな…

コブンギョ、子分魚って翻訳、すげえな。かわいい、そして、めっちゃ優しい…

みんな優しい…

しかし、ハルことタイトン、絶妙にダメな男、ストーカー、DVモラハラ予備軍男でやばいな…とんでもない男に力を与えて、とんでもない悪を生み出してしまったメガマインド、悲しいな…悪とは何か、っていうか、女にフラれた、キミはメガマインド、タイトン、どっちになる?と問う表裏な造形、よくできてるな…

音楽は相変わらずポップソングのオンパレードで、でもイマイチ上がらなかったな…マイケル・ジャクソンで締めたのは良かった

ああ窓のない刑務所で育ったから窓を知らないんだ、とか、ああ水分が戻ったから元に戻るのか、とか、特に説明はないんだけど、細かいところが面白かった

もうちょっとテンポがよければ良かったのかな、登場人物が最小限でミニマムな世界だなと感じてしまったのは何故なんだろうか、モブの描き方って大事なんだな? 密度がもうちょいあれば、もうちょいしっかり笑えれば良かったんだけども

コンセプトとメッセージは抜群だった
るる

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