るる

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のるるのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

レイチェル・ワイズかと思いきや、キーラ・ナイトレイだった。

なんだか目新しく見えたな。取り調べの導入は定型で。そこからいろんな作品の良いところどりのような印象で。

同性愛者である天才数学者、回想で幼少期と行き来しながら、その苦悩に迫っていくのかと思いきや、チームとの関係がわりとしっかりめに。

新聞のクロスワードパズルを解いてやってきた若い女性の登場、天才、面白かったし。女性差別がマイルドにされていたあたりどうかなと思いつつ、きちんと描かれてはいたし、見やすかった。

暗号解読のとっかかりはハイル・ヒトラー。ドイツ語はわからない、暗号解読には必要ない、その通り、エニグマ解読に必要なドイツ語はこれだけでよかった、面白いな。

暗号解読したのに攻撃回避の警告をしない、選択をする、なんのための暗号解読なんだか? 「女や子供も乗ってる、見捨てるのか」という台詞、非戦闘員も乗ってる、と言い換えないと伝わらない時代になってきてるよな、と思う。兄が乗ってる船だけでも、チームの亀裂、出来すぎてる脚本だな。。

MI6のマーク・ストロング、似合いすぎている。敵も味方もあざむく、しかし、あんな重要な話をあんな静かなカフェでするかね。

扱いやすいソ連のスパイをチームに入れて情報戦。

ゲイだとカミングアウトされても結婚をすんなり受け入れるキャリアウーマン志向の女、好き合うふたり、性愛よりも親愛なのか、彼女を守るために嘘をつくアラン、気の毒がすぎる。

死んでしまった初恋の男の名前、クリストファーと名付けたマシン。

有罪判決、投獄を避けるために"治療"を選ぶ、きっつい。

寂しくて泣く男、結婚してしまった女、友情として描くのがいいな。男女の親友で、こういう関係はありうるんだ。。

あんなに得意だったクロスワードパズルが解けなく、

そして自殺、きつい。

ちょっと整理されすぎてると感じたし、同性愛が違法だった時代の話を冷静に見れる心境じゃなかったので乗り切れなかったけど、カンバーバッチの碧い眼が印象的。
るる

るる