鍋レモン

あんにょん・サヨナラの鍋レモンのレビュー・感想・評価

あんにょん・サヨナラ(2006年製作の映画)
3.0
⚪概要とあらすじ
日本と朝鮮半島が抱える諸問題を中心に扱うドキュメンタリー。

先の戦争で、父親を亡くした李熙子(=イ・ヒジャ)さんという朝鮮人女性を追う。

⚪感想
靖国問題。

戦争の被害者として日本はよく語られるが、これを見たら少し考え方が変わるかも。
誤った歴史を学んでいるのは果たしてどちらなんだろうか。

今作は第二次世界大戦後自分の父親が自分の知らぬ間に靖国神社に祀られている事実を知り、ショックを受け、分祀を求めて活動をはじめたイ・ヒジャさんのドキュメンタリー。

靖国問題だけでなく南京大虐殺や慰安婦問題についても触れていて日本の加害についても認識できる。

ちょいちょい出てくる自己中心的な老人に腹が立つ。

この作品はイ・ヒジャ寄りに考えられているがどちらが正しいはなしにしたい。
ここで大切だと思ったのは彼女を支援する日本の人々。悲しい出来事がその支援してくれる人の国であっても正しい歴史を知り理解すれば仲良くなれるかもしれない。

一方的に煽るような描き方もあるが、靖国問題について考える際は観てもいいかもしれないと思う。

タイトルのあんにょんがひらがなでサヨナラがカタカナなのは何かあるのかな...。

⚪鑑賞
大学の授業で鑑賞。
鍋レモン

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