鍋レモン

デジャヴの鍋レモンのレビュー・感想・評価

デジャヴ(2006年製作の映画)
3.6
⚪概要とあらすじ
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどのヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマー製作によるサスペンス・アクション。フェリー爆破事件の捜査を開始したダグは、現場で遺体となって発見された女性・クレアの顔に奇妙な見覚えを感じる。彼は、政府が極秘で開発した“4日と6時間前”の映像を見ることのできる装置でクレアの過去を調べ始めるが……。オスカー俳優デンゼル・ワシントンが主人公の捜査官ダグを熱演。

⚪キャッチコピーとセリフ
“デジャブを、操れー”

⚪感想
SFサスペンス作品。

冒頭の流れだとテロ事件ベースのシリアスな作品なのに、SFサスペンスなだけあって不思議な感覚の作品だった。

政府が開発した装置は4日と6時間前の映像を見ることができるという設定。巻き戻しと早送りなどは無理。録画はできる。
防犯カメラが多い現在なら作れそうだけど家の中までは流石に無理かな。今作のように過去に干渉はできないだろうし。

伏線が上手く、前半印象に残ったり気になった部分が全て後半で回収された。

作品の性質上世界線の辻褄が少し気になる。

デンゼル・ワシントン。
善良な役も悪役もいつも器用に演じている。
デンゼル・ワシントンが味方ならなんか助かりそうな安心感。

ポーラ・パットン。
ハル・ベリーに似ていて綺麗。

ヴァル・キルマー。
バットマンの時よりかなり太った。

ニコラス・ケイジの『NEXT』とは違い、しっかりとしたラストなので後味が良かった。



⚪以下ネタバレ



バタフライエフェクトとは違い、1度起こった現実の運命の筋書きを通ってしまうような内容。

ライトによって過去世界に影響を与えていたからその感じで最後まで行くのかと思いきや普通にタイムスリップして少し驚いた。

伏線が良い。クレアからの電話、ダグの相棒の死、救急車と爆発、クレアの部屋からのダグの指紋、意味深な冷蔵庫のマグネットのメッセージ、クレアの家に残された血など。

ダグはクレアの部屋に入る際に手袋をしていたはずなので指紋の指摘からの後半の伏線回収が良かった。クレアが死んでいてもダグの指紋が見つかっていたということはあの世界線も別のダグが来ていたってことなのかな。でもその世界線のクレアは指を切られて川に流され死んでいたけどダグの世界線でも救急車が突っ込んで爆発していた事実はあるからどうなのか。
でも考察を調べたらダグは最低でも3回これを繰り返しているらしくって納得がいった。でも初回の時どうやって政府の極秘装置にたどり着いたのかが気になる。

ダグが元々居た世界線はやっぱり消えてしまったのかな。ミシシッピ川の説明みたいなところで似たような説明はあったし。

ラストでダグが死なないとその世界ではダグは2人になってしまうし死は必然なのが辛い。
ラストの世界線のダグとクレアがこれから進展して幸せに過ごしているのを想像してしまった。

⚪以下あらすじ(Wikipediaから引用)
2006年2月28日マルディグラの日、ニューオリンズのカナルストリートで543名もの犠牲者を出す大規模なフェリー爆発事故が発生。現場を捜査した結果、爆発がテロによるもので、爆発現場の近くで発見された女性死体が殺人によるものだということも判明した。

アメリカ連邦捜査機関ATFのダグ・カーリンは、FBI特別捜査班への協力を要請される。そこで「白雪姫」(Snow White)[注 1]と名付けられた監視システムにより記録された4日と6時間前の映像を見せられる。

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。
鍋レモン

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