先日鑑賞した『ノートルダムのせむし男』(1923)とディズニー版を比較。
可哀想な立場に置かれる主人公と
その良き理解者であるフェアリーたち
ヴィランは徹頭徹尾ヴィラン
コミカルなキャラクターの動き
歌と踊りでストーリーを推し進める
これぞ古典的なディズニーアニメーション!という感じだった。
実写版と比べると登場人物を減らしたり、異なる人物背景を同一人物に入れ込んでたり色々分かりやすくなっていた。ただ良くも悪くも分かりやすく、ストーリーの高揚感はそこまでなかった。
お気に入りはトプシー・ターヴィーのお祭りシーン。見世物のように見る人の目をだましながら流れてゆく映像は、アニメーションだからこそ描けるし見てて楽しい。
ただ、そこで姿を晒されてしまった後のカジモドに対する大衆の扱いがアニメの方が露骨に描かれており残酷だと思った。
実写でも激アツなクライマックス。大きな石や溶けた鉛を落とすシーンなどがそのまま描かれていたのは意外でうれしくもあった。
それでもラストはやっぱりディズニー。