KenichiAkagawa

300 <スリーハンドレッド>のKenichiAkagawaのレビュー・感想・評価

3.7
 ペルシャ軍100万に対して、わずか300人で立ち向かうスパルタ軍の物語。

 史劇の戦争映画なので、戦闘シーンが苦手な方には厳しいと思うのですが、不思議とグロさがわずかにやわらぐ仕上がりになってます。おそらく、画作り秘密があると思うのですが、この作品、実写とアニメを掛け合わせたような印象を受ける不思議な作品なんです。
 さらに、スローモーションが絶妙で、戦闘シーンが早くなったり遅くなったりを上手に組み合わされていて、なんか全体で芸術的な仕上がりになってる、そんな印象を受けます。

 ストーリーも主役のレオニダス王が、スパルタの家族や民のために、政治家に反対されながらも わずか300人の部隊を率いて出陣する展開は、否が応でも応援したくなりますよね。しかも、100万の敵軍を相手に勝てるのでは?って思うような展開がいいですね。「テルモピュライの戦い」といって、ペルシア戦争で語り継がれてる話だそうで、これ渡辺謙が活躍した「ラストサムライ」でも出てきましたよね。

 ちなみに、今まで何度も見てるのですが、今回 X-MEN にマグニート役で出てる方を発見したような気がしてますが気のせいでしょうか(笑)
 主役のジェラルド・バトラーは「オペラ座の怪人」の方なんですよね・・・それも驚きですよね!

 それはさておき、他にない映像表現なので、映画好きはチェックしておいてもいいかも。あと、筋肉好きも(笑)
KenichiAkagawa

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