ヒーリン

かくも長き不在のヒーリンのレビュー・感想・評価

かくも長き不在(1960年製作の映画)
3.3
アンリ・コルピ監督作品。
パリでカフェを営むテレーズは、ある日、店の前を通る浮浪者を目にする。その男は16年前にゲシュタポに強制連行され行方不明になっていた夫のアルベールにそっくりだった。テレーズはその男に近付くが、男は記憶喪失で、アルベールであるのか確信できなかった。テレーズは記憶を戻すために色々な方法を試してみる・・・という物語です。
全体的に淡々と進むやや地味めな映画ですね。前半の賑わってるカフェから、後半バカンスの時期になり街からほとんど人がいなくなり静かになる対比が面白いなと、それがまた悲しい物語にいい効果を与えてます。ラストも戦争の残酷さが垣間見れるラストで胸が締め付けられます。
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