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かくも長き不在のTRBのレビュー・感想・評価

かくも長き不在(1960年製作の映画)
4.5
やっと観れた!
観たくてたまらなかった作品!
とても良かった!

戦争が生んだ悲しい物語

カフェを営むテレーズ、突如目の前に現れた16年前ゲシュタポに連行された夫にそっくりな男
その浮浪者は記憶を無くしている
果たして彼は愛した夫なのか

大きな流れの起伏はなく、淡々と進むストーリー

でも情景を映す音楽や視線で、その時々の感情や雰囲気が十分伝わってくる

16年という歳月は余りにも長く残酷だった

晩餐からのダンス
余りにも美しく悲しいアリダ・ヴァリの表情が堪らない

ショッキングなラストまで

戦争の悲惨さ、愛の深さを教えてくれる

音楽がとても印象的

派手な演出が無く、こういった角度からナチスや戦争の怖さを物語れるのが凄く、演者、脚本、音楽が素晴らしく良いレベルで噛み合った作品。
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