ビターチョコ

ギャラクシー・クエストのビターチョコのレビュー・感想・評価

ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)
4.5
傑作SFコメディ。
始まって、すぐ嬉しくなった映画。
1999年の映画! もう21年も前の映画。

●あらすじ
かつて大人気だったSFドラマの役者たちが、今はSFコンベンションでだけ人気者という有様。そんな時、不思議な人たちが、彼らに声をかけてきて……。

以下ネタバレ注意!

『スタートレック』のオマージュ映画(パロディじゃない)。スタートレックを知らなくても楽しめるが、知ってると「より楽しめる」映画。
・オマージュ:リスペクト。
・パロディ:風刺や揶揄や批判。

今は落ちぶれている役者たちの、些細な言い争いが楽しい。人は誰でも小さな、でも、本人にとっては大きなプライドを持って生きている。プライドは邪魔なときも多いが、プライドがなくなると、人はいったいどうなるのだろう? ラクになる?

「嘘を知らない人達」がいるわけがないが、もしいたら……面白い設定だ。それだけで「SF(すこしふしぎ)」な気がする。余談だが、藤子F氏の短編SF漫画は本当に面白い。

●余談1
情報提供して応援してくれる「オタクたち」が楽しいし、頼もしかった。世の中いろんな便利な技術や商品があるが、そのほとんどは「オタク」が作っている。スマホも例外じゃない。そのスマホを使う奴らのほとんどが「オタク」を馬鹿にしている気がする。
つまりこの映画は「オタク万歳!」映画の1本。
そういえば、似たシチュエーションが矢口史靖監督の『ハッピーフライト』(2008年)にもあった。

●余談2
映画はみんな大嘘だ!
『スターウォーズ』も『スタートレック』もみんな絵空事だ。だけど、観たら面白いし夢がある。
現実は大変だ!
せめて映画の中だけでも、楽しい夢がみたい。
この映画は、本当に面白かった!
もう何年も観ていないが、DVDは持っているので再見したい。たぶん、また楽しい時間が過ごせるはずだから。

●余談3
このDVDはレンタル落ちで買った。1枚だけ買って「580円」だった。そのすぐ後、中古のが「500円」で安くあったので、「中古の方がいいなあ」なんて思ったが映像特典は全く同じだった。

・レンタル落ち:傷が多い。ブックレットがない。
・中古:レンタル品じゃないから傷がない。レンタル版と違う映像特典があったり、ブックレットが入ってる事が多い。

DVDには英語字幕があるのが嬉しい。
誤訳の多い戸田奈津子(83)が日本語字幕の担当なので、「アレ?」と思ったら違いを確認したい。

●余談4(2020年4月29日)
パッケージの、タイトル上にいる可愛い感じの生物が……。