MUCの人気キャラクターであるスパイダーマンの活躍を描いた作品。
サム・ライニ監督のシリーズ第２弾。
前作に引き続き、主演はトビー・マグワイ、ヒロイン役をキルステン・ダンストが務める。アルフレッド・モリーナ、ジェームズ・フランコ、ローズマリー・ハリス、J・K・シモンズらが共演。
大学生のピーター・パーカー（トビー・マグワイ）は、市民を事件や事故から救うスパイダーマンとして多忙で、バイトはクビになるし大学の授業も欠席しがちで留年の危機。
意中の女性M.J.（メリー・ジェーン・ワトソン：キルステン・ダンスト）が演じる舞台にも観にいけず、彼女は別の男と婚約してしまう。
さらに親友のハリー（ジェームズ・フランコ）は、父親をスパイダーマンとの戦いで失い、スパーダーマンへの復讐に燃えていた。
そんな時、ピーターはハリーの紹介で尊敬する科学者のDr.オクタビウス（アルフレッド・モリーナ）に会うが、彼は核融合の実験で失敗し、マシーンに操られてしまい、ドクター・オクトパスとして銀行を襲撃する。
それを防ごうとスパイダーマンが銀行に駆けつけるが、ドクター・オクトパスの共犯者として新聞で報道されてしまう。
ヒーローに疲れたピーターは、スパイダーマンのスーツを捨て、M.J.との楽しい時間を過ごすようになるが……
スパイダーマンの華々しい活躍の一方で、ヒーローであるがゆえの苦悩も描かれている。
暴走した列車を懸命に止め、その後にスパイダーマンの正体が乗客に明らかになるシーンは熱くて涙です。
スパーダーマンの素顔があらわになった時の人々の反応に注目です！
前作同様にヴィランは科学の犠牲者で、自分の意思に反して悪事を働いてしまう。
科学は人類にとってプラスにもマイナスにもなりうることを警鐘している。
家族愛、友情、恋愛を交えた素晴らしい作品です。
スパイダーマンらしいVFXも見ごたえがあります。
「お互い半分欠いた人生を送るなんて そんなの間違え 愛している だからあなたの部屋の前に立ってるの 私ずっと前からここに立っていた そろそろ誰かがあなたの人生を救うとき 何か言ってよ」
M.J.の純白のウェディングドレス姿が素敵です。
ラストで一団と力強くスウィングするスパーダーマンがカッコいい！
「やっつけてきて！」
2023.12 TOKYO MX TVで鑑賞（吹替・松崎広幸 訳）
2022.1 テレ東で鑑賞（午後ロード・吹替）
第77回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞（2005年）
