shibamike

私は告白するのshibamikeのネタバレレビュー・内容・結末

私は告白する(1953年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

映画の冒頭。夜の町並み。怪しく照らされるdirectionの看板。そして、死体!この導入カッコよすぎ。しびれた。

でも、話はヒッチコックの他の映画と比べたら普通かなぁという感じ。
本作を観ながら、本当の黒幕はローガン神父でケラーすら駒なのでは?とか勘繰ったりしたが、ストレートにケラーがクズということでちょっと苦しい気がした。

妻の過労を解消するため、強盗殺人しちゃって、そこから「自分は懺悔したんでローガン神父あとよろしく。あー、すっきりしたぁ~」って凄いよね。全然、悔い改めてない。自分勝手なままじゃん。結局、自分を守るために妻も撃ち殺すし。

ただ、ケラーが最後にローガン神父に向かって「お前は一人ぼっちで、友達がいない、なんたらかんたら~」は印象深かった。キリスト教への何か皮肉なのだろうか。

そして、アン・バクスター!「イヴの総て」以来!もうイヴにしか見えない(笑)また、不倫してるし。
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