チッコーネ

警視庁物語 七人の追跡者のチッコーネのレビュー・感想・評価

警視庁物語 七人の追跡者(1958年製作の映画)
2.7
シリーズもので60分以下の短尺と、テレビドラマのプロトタイプ的併映用作品。
変死体が発見されているのに軍歌調の音楽が流れるタイトルロールから、捜査本部設置までの予定調和的進行は、まるで警察のプロバカンダ映画。
しかし食えない小沢栄太郎の登場あたりでサスペンスの落ち着きを取り戻す。
何しろ短いので意外な展開はないが、ためるところはためる編集。
特に団地のおばさんが犯人と遭遇するまでの場面は、意外なほど丁寧に撮影されていた。
蓮っ葉女の取り調べ場面が、アプレな雰囲気満載で笑える。