もやし

アンノウンのもやしのレビュー・感想・評価

アンノウン(2011年製作の映画)
5.0
リーアム・ニーソン主演。
昔映画にハマり始める前に見て妙に印象に残ってた映画だったので再見。
バチクソ面白い。


植物学者の主人公は妻と学会に行くことに。
ホテルに着いたところで荷物を一つ空港に忘れてきたことを思い出しタクシーに乗って空港に戻る道中で事故に遭い、4日間意識不明の末目が覚める。
そして妻がいないので会いに行くも、呼び掛けると「どなた…?」と訝しがられる。そして何と横には自分と同じ名前を名乗る男が妻の旦那として存在していた……



まずパスポートを事故で失くしたというのがかなり不利。
あっちの男は普通にパスポートを持っている。
かち合ったら負ける。

そして全く意味のわからないことに、自分しか知り得ないはずの情報を何故かあっちの男も全て持っているということ。
何しても証明にならない。
電話とメールでやり取りしていただけの教授のところに自分とあっちの男とで乗り込んで行って双子みたいに全く同じ情報を言い合うシーンは名シーン笑

顔を知ってる友人にでも会えると良いんだけど、事情がそもそも意味わかんないし海外来ちゃってるしスマホもパスポートもないしどうしようもない。

もういよいよ自分の記憶を疑い始めてきたところに、事故当初のタクシー運転手に出会えたことで完全な孤独からは脱することができる。


しかしこの映画のトリックにはびっくりだった。予想の斜め上だった。
まあたぶん頭の良い人はすぐわかるんだろうけどね。


植物学者とタクシー運転手が行動してるだけなのに普通にアクション映画してるの笑う。
やっぱリーアム・ニーソン起用すると何でもこうなるのね笑
まあ物語的にはそれも含めて必要な要素なのだけれども。

そういう全部計算しつくされた必然的な脚本にも感動しました。
まず話がとにかく面白いしね。最高です。
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