FutosiSaito

アウトサイダーのFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

アウトサイダー(1983年製作の映画)
3.9
 コッポラによる青春映画。『地獄の黙示録』で負債を抱え、ゾエトロープ・スタジオを設立していた頃の作品は渋い。
 マット=ディロンが適役で、『カンフー・キッド』のラルフ=マッチオ君(君、がふさわしい)や数々のスターが出演する「ギャング」抗争もの。
 山の手対下町のような構造は、『ウェストサイド・ストーリー』と変わっていないが、やっぱりいい。
 青臭さが、エンディングのスティービー=ワンダーの名曲と相まって感動する。
マット=ディロンは、『ランブルフィッシュ』のほうが単純な愚弟役で印象に残る。
あちらはミッキー=ロークといい、デニス=ホッパーといい、ヤングスターを使わずに監督好みで固めているが。
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