NAOKI

シッピング・ニュースのNAOKIのレビュー・感想・評価

シッピング・ニュース(2001年製作の映画)
3.8
変な映画です😁。

監督は名匠ラッセ・ハルストレム…当然彼なんだから
「ギルバート・グレイプ」や「サイダーハウスルール」や「ショコラ」なんかの感動を期待するじゃありませんか😁
みんなそうやって劇場に詰めかけた訳です。結果はポッカーン…なんやこれ?
16年経った今もなかなか皆さん許してくれません😁💦

大きな声で言えませんが、これ…私…大好きなんですよ。
とにかく感動大作のようなふりをして人を食った映画なんです。主演のケヴィン・スペイシーはよく言えば純粋無垢…悪く言えば少し足りねーんじゃないかっていうような男。

この映画で描かれる事柄をキーワードだけ一部あげてみます。
レイプ、近親相姦、不倫、幽霊、海賊、猟奇殺人、交通事故、海難事故…ホントなんです…物凄い内容…
「おいおい、そんな映画だって知らなかったぞ」とざわついてる皆さま…見終わったあとは何故か何もなかったような地味~な印象なのです。
これってどういうこと?

明らかにハルストレム監督の印象操作が行われていると思われます。

これは私見なのですが、わかりにくい恐怖ほど怖く、わかりにくい感動ほど深い😁

この盛りだくさんのこの映画の中で私が一番好きなシーンを…

新米記者になったケヴィンにベテランの先輩記者がレクチャーする。

「新聞は見出しが全てだ…あの海を見て見出しを作ってみろ」
「海の上に黒い雲が出てる」
「ダメダメ…そんな新聞誰も読まん…こうだ『嵐…島に迫る!』」
「でも…嵐が来なかったらどうするんですか?」
「『嵐の危機…去る!』だ」

これがこの映画の中で(おれが)一番面白かったシーンです😁💦

それとケヴィンの娘の可愛い少女がいるんですが、この子がシーンごとに別人のように表情が変わるので将来アカデミー賞獲るレベルの女優になるに違いない…と思ってたらなんと双子の女の子をシーンごとに交互に使ってたそうです💦

ハルストレム監督…深いやつでしょ?え?違う?😁💦
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