ゴシちゃん

大菩薩峠のゴシちゃんのレビュー・感想・評価

大菩薩峠(1966年製作の映画)
3.7
岡本喜八監督の幕末を背景にした時代劇。
心を持たぬ邪剣に囚われた机竜之介、その周りで皮肉な運命に流されてゆく二人の女。そんな内容の映画です。
クライマックスは竜之介役の仲代達也が、新選組を相手に斬って斬って斬りまくり、まだまだ話は続くと思いきや突然映画は終わってしまいます。内藤洋子や加山雄三、西村晃はどうなったんでしょうか?気になってしょうがありません。
本来なら、まだ続編がある予定がこの一作で終わってしまったようです。ストーリーも面白く、良い感じの映画だったのに、その点が少し残念。
片岡千恵蔵や市川雷蔵版は三部作になってるので、しっかり続きが知りたければそちらを観るしかありません。
それにしても、中盤に三船敏郎の雪の中の殺陣が有りますが、その迫力のもの凄い事といったらありません。完全にクライマックスの殺陣を食ってしまってます。
流石!世界の三船です。

海外のクライテリオンのブルーレイで観賞しました。
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