ぬっきー

十二人の怒れる男のぬっきーのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
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三谷幸喜の「12人の優しい日本人」が大好きで、その元ネタということは知っていたけどこれまでずっと観てこなかった。これもアマプラにあったのでポチり。
眠たい日に見たので、途中で何度も巻き戻しながら最後まで完走。
比べて観ると、「12人の優しい日本人」がしっかりオマージュされていることがわかった。設定だけ借りているのかなと思ったけど、陪審員や、事件について討論する姿から、その人が持っている偏見や個人の姿が浮かび上がってくるところも同じだった。あの一つの密室から、こういう拡がりが想像されるのが面白いんだよね。
映画の方は、よりハッキリと人間の尊厳のようなものにスポットが当たった物語のように感じた。人は人の尊厳を守ることができる、ということを、作り手は信じているのだとわかった。
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