西村大樹

戒厳令の西村大樹のレビュー・感想・評価

戒厳令(1973年製作の映画)
1.5
同じ松竹ヌーベルバーグであったとしても、大島渚監督はアジテーションから表現による概念との対峙を目指していったのに対し、吉田監督はより観念的方向へと向かい、映像の中に革命幻想を作ろうとした。
崩壊へと向かう学生運動と、515事件を絡めようという意思はつたわる。しかし、あまりに観念的で観客にその想いが伝わってこない。特に、令和の現代においては。
西村大樹

西村大樹