nagashing

道のnagashingのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
3.0
多湿すぎて苦手な映画。以降のごちゃごちゃしたノリのほうが響く。ただ、寝たきりの子どもの部屋に導かれるシーンと、祭りのパレードのシーンは好き。夢のようにノスタルジック。宗教的な意匠が現れる瞬間にニーノ・ロータの音楽がからむとかなり神妙な気持ちになってしまう。その後にザンパノが迎えにくるショットもヤバい。音の入りとオート三輪の出現が完璧なタイミング。何ヶ所かあるズームも絶妙なエモさ。シンプルだがこれしか考えられないというタイトルも秀逸。
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