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鞄を持った女のeop421のレビュー・感想・評価

鞄を持った女(1961年製作の映画)
3.5
ジャック・ペラン演じるロレンツォ君が
一途過ぎて悲しい…。自分の兄がアイーダに
したことに責任を感じるなんて、優しい子です。
だからといって、16歳の男の子の考えること
などたかが知れてるのにそれにのっかるアイーダ
もちょっと酷い。自分に夢中になっていることを
知っているならどこかで線引きするべきなのに。
残酷なことをするもんだな、と冷ややかな目で
見てしまいます。

アイーダも可哀想なところもあるけれど、考えが
浅はかでシッカリしてよ、と言いたくなる。

最後は悲しかった。何が悲しいってロレンツォ君
の気持ちを考えればホロリとなります。
それにしても若い頃のジャック・ペランのお顔立ち
が綺麗ですね。アイーダを見つめる彼の目が悲しく
て目頭熱くなりました。
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