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恋におちたシェイクスピアのtaruponのレビュー・感想・評価

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)
3.7
これもまた見たいと思っていて未見だったもの。シェイクスピアが大好きなのでかなり期待値高めで見たのだけれど、そういう意味では、普通に楽しめた感じだった(いやいや、普通に面白かったです。私がかなりハードルをあげていたので (笑)
脚本が本当に上手くできている。若きシェイクスピアの執筆への苦悩、ミューズとなるヴァイオラを得たことで創作の泉があふれる、そしてヴァイオラとの恋とそれと並行して書かれ、演じられる「ロミオとジュリエット」がリンクする。
メインストーリーに絡み、当時のエリザベス朝下の時代背景が差し込まれる。男女交際において比較的おおらかな倫理観、エリザベス女王のもとでの演劇熱の高まり、新大陸で一儲けしようという動き 
そして、ジュディ・ディンチ演じるエリザベス女王の言動もピリッとしたウィットに富んでいる。
ロミジュリの後は十二夜、だからヴァイオラなのね・・・・
それも男装の麗人。
すごく上手くできていて、時代の雰囲気も楽しめる作品だった。
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