雨丘もびり

ウィッカーマンの雨丘もびりのレビュー・感想・評価

ウィッカーマン(1973年製作の映画)
5.0
あれ?!とっても観やすいし面白い。面白い!
ドラッギーなB級映画だと思ってたけど、サクサク進むしグイグイ引き込まれるし、エンタメでした!

主人公のお堅い警部が、田舎村のおゲレツミュージカル世界に巻き込まれてドギマギするの、めっちゃかわいい♪
劇中曲のケルト音楽も軽快で楽しい。不穏な歌詞とのギャップが私のツボですっ。
動物のマスクした人たちが祭りに興じるサマも私好み。うふっ♪

そこはかとなく「殉教は本望だろ?」ってせせら笑ってるようでもあり、「マジメなだけだと利用されるだけで終わるぞ~」って皮肉ってるようでもある映画。
このブラックユーモア感がイギリスっぽくて私の肌に合うのかもしれません(アリ=アスター監督作には無い余裕)。
古い映画にありがちな"引っ掛かるところ"も見当たらず、けらけら笑いながら観れちゃう。おすすめよ~♪

やっと観れて嬉しい&期待以上!
久しぶりに、「倍速で観たい」って思わない映画だったわ(謝)