鍋レモン

フォーリング・ダウンの鍋レモンのレビュー・感想・評価

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)
4.3
⚪概要
平凡な中年男性が、些細なきっかけと偶然の積み重ねからストレスを爆発させ暴走する様を描く。

⚪感想
午後のロードショーで鑑賞。

主人公がイカれてて、異常者であるのには変わりないんだけど同情してしまう自分がいる。
こんなイライラすることが起きたらね...。共感はできないけど理解はできる。

イライラした時にこれを観たら代わりに鬱憤を晴らしてくれてる感じがしてスッキリしそう。

マイケル・ダグラスがはまり役すぎてこれからそういう目で見てしまいそう。
奥さんに電話をかけてるシーンはかなりゾクゾクする。

刑事の方の奥さんもなかなかイカれてる感じで面白かった。
真面目っぷりからのあの展開はかなりの好き。

武器屋にいた男性のタンクトップが普通に乳首見えててめちゃくちゃ気になる。
あとは、主人公はイライラする出来事が多いけど、割とバットとかナイフとか拳銃が手に入ったり、銃撃戦になってるのに全く当たらないし、全然捕まらないので運良くない?って思ってしまった。

マイケル・ダグラスの役とロバート・デュバルの役が対照的でイライラをコントロールできなかった方とコントロールできた方みたいな感じで上手い作りだなと。
まぁロバート・デュバルキレて殴ってたけども。笑

異常者になりうる可能性は誰でもあるってことを描いてる気がした。
ちょっとしたイライラの積み重ねで急にぷっつんしてしまったら後戻り出来ない時あるよね。

渋滞、暑さ、ハエ、騒音、やら世の中イライラで理不尽なことだらけ。

ちょっと可哀想。
鍋レモン

鍋レモン