無声映画。早回しに見えるのは仕様か機材の問題か

現存フィルム断片を鑑賞。

日Wikipedia『ゴーレム　(1915年の映画)』のあらすじの項目より抜粋

『1910年代、プラハの旧ユダヤ人居住地の工事現場から粘土で出来た巨大な像が発掘され、ユダヤ人の古物商の元に持ち込まれる。

古物商はそれが伝説のゴーレム像だと気づき、古書を頼りに復活させる。古物商はゴーレムに重労働をさせる。

古物商には美しい娘ジェシカがいる。ゴーレムはジェシカに恋し、暴れまわるが、最後は屋上から墜落して元の土塊に戻る。』

重労働のシーン
オーバースペックで物を壊してしまう。
コミカルシーンだったんだろうな。

お屋敷から逃げ惑う人々のシーン。
ノリ的にはシリアス。
ヒロインとヒーローが手を取り合い逃げる。
追いかけるゴーレム、スラッシャーの雰囲気ある。だって、胸にナイフ刺さってる。
1920年版でセルフオマージュしてたんですね。
屋内に逃げ込む２人、追いかけてくるゴーレム。階段昇ってくる所は、暗さも相まっていい。
ここまで来まいと屋上で抱擁し安堵する二人。
屋上への蓋型扉押し上げ、出て来るゴーレム。

謎字幕、画面切れてるのか?
(i)n Erwartung des Fürchterlichen.
グーグル翻訳で
「恐ろしいことの予期して」
とでたが…。

屋上の手摺りに身体を擦り寄せ逃げる２人、迫るゴーレム。
ヒーローを掴み屋上から突き落とそうとする。

階段を駆け昇る古物商。

ヒロインがゴーレムに身を寄せると、ヒーローへの拘束が解ける。
そのまま身を預けるようにして、ゴーレムを屋上から落下させる。ヒロインは無事。

古物商は娘の無事に安堵する。皆で身を寄せ合い、喜び合う。

再び謎字幕
Natur wirkt immer tief,
So in- wie auswendig,
Und alles lebt im Tod,
Und tot ist es lebendig.
Angelus Silesius.
「自然は常に深い影響を及ぼしますが、
内も外も同様に、
そしてすべては死の中で生きており、
そして死んでも生きている。
アンゲラウス・シレジウス。」

草むらの中の土くれ。
風に葉が揺れる。

Ende



Angelus Silesiusの項目より
米Wikipediaで出たのを抜粋
『アンジェラス・シレジウス（OFM、 1624年頃 - 1677年7月9日）は、ヨハン・シェフラーとして生まれ、ドイツのカトリックの司祭、医師、神秘主義者、宗教詩人であった。』

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断片のみ