猿山リム

BALLAD 名もなき恋のうたの猿山リムのレビュー・感想・評価

BALLAD 名もなき恋のうた(2009年製作の映画)
4.1
 タイムスリップ戦国物を連続鑑賞完結編。

 クサナギ君が全裸で叫んだ頃の映画と記憶。
 以前にもDVDで観ているんだけど、連続鑑賞ついでに再鑑賞。

 劇場版クレヨンしんちゃんの実写映画とのことだが、アニメは未鑑賞。
 タイムスリップや家族まで来ちゃうのは不自然ではあるが、原作がしんちゃんならそうなるべきか。
 しんちゃんそのまま実写にするのは無理があるので、普通の一家に置き換えられているんだけどね。

 合戦描写がとても痺れる。
 竹筒を携えて、ちょっとずつ近づくとか。
 城に逆茂木があったり、夕方合戦が終わると素直に退却したり。
 槍衾で、ぺこぺこ叩いているのを見て「これだよ!」と思った。
 コメンタリーによるとこの辺りは原作のままらしいんだけど。
 戦国好きはこの合戦描写だけでもOK。

 いろいろ感想を読むと、かなり評判悪いようだけど、そんなに悪い映画でもないと思うんだけどなぁ。
 まぁ劇中、邪魔な虫をCGで消すぐらいなら、姫のピアスホールを消した方がゲホゲホ。

 特典にメイキングと予告。
 コメンタリーは、何故か二つに分かれていて監督+クサナギ&監督+新垣。
 まぁスケジュールが合わなかったんだろうけれど、当然2回もコメンタリー語るほど、監督もネタを持ってないので、同じこと言ってたり、ひたすら沈黙してたり。
 ある意味別の意味で面白いけれど、途中から始まって、殆ど黙ってみているだけの姫のコメンタリーは貴重かもしれない。
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