意外にも観たあと心が洗われるような気持ちになる映画だった
映画学生御一行が撮影と称して原住民の村へ押し入ってレイプ、屠殺、放火などやりたい放題。
村民を集会所に閉じ込めて焼き殺した後、「いやー、いい画がとれたわ〜」とか言いながら勝利の青姦に興じる様は完全に野蛮人。
対する原住民達の逆襲は極めて痛快で理性的だった。
女学生がレイプされるのは分かりやすく意趣返しだったけど、全員四肢をもがれて食われるのも結局、彼らが食料を燃やしたり、飼いブタを殺したりしたツケを払わされたに過ぎないし、なにより、滅茶苦茶にされた村の復旧には体力がいるのだから、肉を食べて精力つけんという発想は非常に合理的。
音楽も美しかった。
その後、学生達の捜索に来たモンロー教授が、彼らのフィルムを目にして呟いた「真の野蛮人はどっちなんだろうな」という安直なセリフにこの映画のメッセージが詰まっている。
これほどまでに倫理的な映画は久しぶりに観た。全国の小学校は道徳の授業で食人族を観る時間を作るべき
ただ唯一のがっかりポイントはモザイク。
イチモツが写るたびにいちいちモザイク入って興が削がれたので、無修正版も観たい