暴力と破滅の運び手

皆殺しの天使の暴力と破滅の運び手のレビュー・感想・評価

皆殺しの天使(1962年製作の映画)
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オペラ版のための予習。

脚本はあまり好みじゃないけど、忘れられないカットが沢山ある。虚無を絵に書いたようなディナー。勢いよく飛び散る肉。無視される乾杯。割れるガラス。ピアノサロンで煙草を吸う人々。ペットの熊(なぜ?)。櫛の挿話。電動毛剃り機。カバラ。破壊される壁。粉々にされるチェロ。ヤギに群がる人々。うごく手首。紙を食べる男。

舞台芸術だと、部屋から出られない=舞台から出られない、となって、面白そう。