夏休みの登校日、学校のプール、友達と出かけた夏祭り、家でのファミコン…ああ、自分もこんなだった・・・。クラクラくる。こんなにも小学生時代の雰囲気を完璧に再現されるとは。郷愁を刺激されまくる。
ただ、自分の身の回りにはナズナはいなかった。
いや、まだまだコドモな男子と比べて、肉体的にも精神的にもオトナな女子という構図、コレもまたノスタルジックではあるのだけれど。
でも、ナズナとノリミチみたいなエピソードは身の回りには無かった。断じて無かった。あれだけは完全に「大人が考えた話」だ。
そりゃそうだ。実際、大人が考えたんだから。でも、それ以外の「小学生の夏の日」の造型があまりに完璧なので、どうも浮いちゃってるように思えるのだ。