のほほんさん

レオン 完全版ののほほんさんのレビュー・感想・評価

レオン 完全版(1994年製作の映画)
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これほど有名でありながら、初めて鑑賞。

例えば10代、20代で観ていたらもっと感情移入していたのではないかと思う(現在34歳)。

マチルダの描写にはその年齢に似合わぬ「女」を感じさせるところが度々あった。少女の部分と女の部分が入り混じっているのが、そしてそれを体現したナタリー・ポートマンが見事とは言える。
そしてレオンとマチルダ、この2人の間の愛は純粋なもの。


だけどおっさんに片足突っ込んだ野郎が、それを横から見てマチルダに対してやたらと魅力感じてもヤバイだろう、と心理的にブレーキをかけていた様に、後々気づいた。

そしてもう一つは、自分はあまりナタリー・ポートマンが好きではなくて。あくまで好みの問題。(だからアナキン君の物語の中でも最も重要な要素に対し、何となく疑問を抱いている)。
そこでもう一つブレーキがかかっていたかもしれない。

自分が映画にはまり始めた中学・高校の頃に憧れたのは、かなりの背伸びだがジョディ・フォスターだった。
だから同じく子役出身として、仮にマチルダがジョディ・フォスターだったとしたらもっと感情移入したのかもしれない。

そう言えば、レオンとマチルダ関係を、もっともっと世俗にまみれさせて汚く醜く過激にしたら、それこそジョディ・フォスターが少女の時に出た「タクシードライバー」になる。

自分の頭の中で、勝手に結びついた二作品となった