「込めたのは、銃弾と愛。」
ニューヨークに住むイタリア系移民のプロの殺し屋レオンは、家族を全員殺されてしまったアパートの隣人の少女マチルダを保護する。マチルダは、家族を殺したスタンスフィールドという男への復讐心からレオンに殺しの技術を学ぶ代わりに、レオンには読み書きを教えることになり、2人の奇妙な同居生活が始まる。
褒める必要のない傑作。おじさんだけど時折子供っぽさを見せる男と、子供だけど意志の強さは大人以上の少女、という他にはない独特の組み合わせがみていて楽しい。マチルダはレオンに対し真っ直ぐな愛情を注ぐが、レオンはそれを素直に受け入れられない。しかし最後には行動でマチルダへの愛を示す。愛の強さと人生の哀しさ、つらさを描いた作品。