ゾンビをテーマにしつつも、人間のゲスい部分もしっかり取り入れられていた作品。
まず私は今作を半年程前から知っていたのだが、近場のレンタル店には置いていなかった為、中々見ることが出来なかった。
しかし、Huluのお陰でようやく見ることが出来た笑
見始めた最初は、主人公がブラブラ歩いてるだけの映像だったので、こんなのを1時間50分も見せられたんじゃたまったもんじゃねえぞ？と思ったが、その後はしっかり面白くなっていたから良かった。
それに今作では、通常のゾンビ作品ではあまり描かれていない極限状態での、人間のゲスい心もしっかりと描かれていた所がとても良かった。
脳筋の男しかいない軍隊の中に、女が入ってきたら、まあそうなるよな…という感じで、結構胸糞悪くなるシーンではあったが、かなりリアルだった。
加えて、この絶望的な状況から主人公が覚醒モードに入るのも、私的にはかなりツボで興奮させられた。
まあ人間、追い込まれれば通常の倍以上の力や頭のキレを発揮できるってことなのかも知れないけれど、それでもこの主人公はカッコ良かった。
これは今作とは全然関係のない話だけれど、もしこのウイルスに感染したら、漫画「彼岸島」の感染者みたいに、普通の人間の倍以上の力を出せる様になると言うのであれば、まだ勝機はあると思えるけれど、そうではないのにも関わらず、あの行動はカッコ良過ぎた。
もし私が、彼の立場だったら恐らく銃向けられてる時点で、ガクブルになってしまうと思うので、何度も言うが主人公は本当にカッコよかったし、後半は時の経つのを忘れ、見入ってしまう程の物だった。
こんな感じで今作は数あるゾンビ作品の中でも、軽く上位に入る作品だと思うので、ゾンビ映画が好きな方には是非オススメしたい作品だった。
