ひらさま

小さな恋のメロディのひらさまのレビュー・感想・評価

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)
3.8
何て可愛らしいお伽噺
そしてマーク・レスターもトレイシー・ハイドもホント可愛かった 
ジャック・ワイルドだけが芸達者すぎて、今観ると若干浮いてる?
こんな可愛いらしいお話を書いたのが「ミッドナイト・エクスプレス」や「ミシシッピー・バーニング」の社会派アラン・パーカーでプロデュースが「キリングフィールド」のデビット・パットナム
今思えば想像を絶する顔ぶれ
ちなみに社会派的メッセージは皆無なんで安心して楽しめます
ディスコを制覇する前のビー・ジーズが音楽を担当
自身の過去曲を並べてるだけで映画の為のオリジナルはとくにないものの、歌入→インストを律儀に繰り返す構成で押し通す
そんなビー・ジーズのセンスが光ったのはクライマックスの学童対教師父兄軍団のバトル?シーン
CSN&Yの「Teach Your Children」が抜群にマッチングしております
ラストはトロッコを漕いで彼方に消えてゆく若すぎるふたりの姿
その先は地獄だぜ…なんて野暮な事は言わず、余韻に浸りたい名場面です