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フレンチ・カンカンのあのレビュー・感想・評価

フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)
4.2
あぁ最高 とてもよかった。。。
みんなぜひ観て〜!

ルノワール お父様のDNA確実に受け継がれてるね 素晴らしい
数年前にお父様のムーラン・ド・ラ・ギャレットが来日したときに わざわざ東京まで行って生であの絵を観たときの感覚を思い出した
絵画から声が聴こえるんだよね
この映画のムーランルージュの風景とか 大乱闘のシーンは それがそのまま動いて映像化している感じだった あぁ最高
でも動いてないシーンもめちゃくちゃ美しくて それが「はい!構図美しいでしょ!」感がなく 自然に(実際は計算しているかもだけど)そういう感じは微塵も出ていないのがとても良い

アマプラの配信版は画質も綺麗で観やすかったのでおすすめ!

ストーリーは古典オペラにありがちな男女の恋愛のゴタゴタで悲劇を生んだり 事件が起こったりする ミュージカル要素は少ないけど 衣装とか美術がものすごく凝ってて最高

やや展開が遅いけどそんなに長い映画でもないので 会話や衣装を楽しみながら最後まで頑張って観てほしい
ラストシーンのムーランルージュのシーンがもうたまらなく良い
しかもただ踊るだけでなくて「恋っていいよね」とニニの歌になっているのも最高

ややアプローチの仕方が強引ではあるものの 宝石のことを「小石です」と言ってしまう殿下 品があって個人的にはすきでした

ルノワールのほかの作品も観てみたいなぁ

似ている作品に出てくるのが 『巴里のアメリカ人』や『ロシュフォールの恋人たち』であぁやっぱそうだよね となってる
あ