花とみつばち

妖女の時代の花とみつばちのレビュー・感想・評価

妖女の時代(1988年製作の映画)
4.0
名取裕子の妖女っぷりが魅力いっぱいな作品。
遠藤周作原作「妖女のごとく」

片岡鶴太郎演じる製薬会社のプロパーがいきなり会社を辞めリゾートホテルで静養する。すると大学時代の友人に偶然会い、ある女葉子を調べて欲しいと頼まれる。
その女を演じる名取裕子、1人2役で多重人格者。それがめちゃくちゃハマっている。
大人しく信頼ある麻酔科の女医葉子。だが、葉子は夜になるとホストクラブに行き、ホスト持ち帰りサディスティックにハイヒールでいたぶる趣味があった。
ホストの乗る車がたぶんコルベット。煙草が赤い箱のモア。
そして片方の双子の姉裕子は精神科の医師。
どちらも名取裕子が演じるが、次々と殺人事件が起こり、天使から妖女に変身する葉子に疑いが向けられ始めるが…
よくある性質の違う双子の物語であるが、この映画は名取裕子の演技が本当に妖艶で面白かった。
ちなみに悪女の上が妖女だそう。
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