花とみつばち

パピヨンの花とみつばちのレビュー・感想・評価

パピヨン(1973年製作の映画)
4.0
原作アンリ・シャリエールによる、無実でありながら終身刑となるが後にベネズエラ市民権を取得する実話。
蝶の刺青を胸に入れる主人公パピヨン、スティーヴ・マックィーンが主演。
昔鑑賞した時と随分印象が違い、あの有名なジェリー・ゴールドスミスのテーマ曲が多少しか流れなかった。
物語は 1931 年フランス領南米ベネズエラ、ギアナ、脱獄を計画失敗して囚人植民地に送られるパピヨン。脱獄を試みるアドベンチャー映画。
そしてそこで知り合うルイ・ドガ、演じるのはダスティン・ホフマンとの友情。
なかなか胸が苦しくなる内容だが、多少心休まる場面もある。
ゲイ男性囚人が薔薇を加えるシーンや裸族の女性との一時。
潮流と鮫がいる為脱獄不可能だが生に執着するパピヨン。
独房でパピヨンが見る夢「 お前の罪は人生を無駄に生きた事だ 」
ハンセン病囚人島での患者の葉巻を吸うシーンはマックィーンらしくて良かった。
脱獄はココナッツ。
ラストに実際の映像と思われる収容所跡地にはグッと来てしまう。
1980 年に亡くなるマックィーンらしい最後の作品かと思う。
花とみつばち

花とみつばち