【若き日の笠智衆が出ているが若くありませんでした】
小津ファンを自認する私ですが、恥ずかしながらヴィム・ヴェンダースはこの前初めて『PERFECT DAYS』で知ったところ。で、大感動。その勢いそのままに本作を鑑賞。
正直、ちょっと期待値高すぎたかも。当時の日本の感じ、東京の感じは良く撮れてて、オープニングから面白そうになりそうな雰囲気満載で観続けているうちに、結局そのまま終わってしまった。
笠智衆とか撮影監督のインタビューは挿入されていたが抑揚をつけるまではならなかった。
ただ、絶対ヴィム・ヴェンダースは「わかっている」監督だと思うので、こういうドキュメンタリーとかの変化球作品ではなく、普通に撮ってる普通の作品を観てみたい。
初めて行く飲食店で定番メニューを頼まず期待外れだった、みたいな気持ちです。